姫椿流 隠居生活への道

本と紅茶とピアノを愛するアラフィフ姫椿のブログです。隠居生活が夢♬ 小田原についても書いています。

アラフィフとなった今、やっておけば良かったと思う貯蓄に関する後悔

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老後資金について

 

老後2000万円問題。

 

金融庁による、老後は年金以外に2000万円が必要だという衝撃の?報告により、今後どうやって貯蓄をするか、どんな風に手持ちのお金を増やせばよいか、などの話題がここのところ、増えているような気がします。

 

みんな、急に騒ぎ始めていますが、この騒動を冷ややかに受け止めている人も少なからずいると私は思っています。私もそうです。

 

この少子高齢化で、年金制度が今のままでは立ち行かなくなることは、普通に考えれば分かるはずです。

 

それなのに、急に騒ぎだして、ただ国を批判するのもそれはちょっと違うような気がします。

 

けれども、私は、今この騒動が起こったことは、国民にとって悪いことではないと思っています。

 

老後なんてまだ先のこと。まあ、何とかなるでしょ。と思っている人にとっては将来のことをもう少し深く考える良いきっかけになったのではないかと思うのです。

 

一部のお金持ちは別として、老後のお金の問題は切実です。

 

現在の収入が低いとしても、早くに気がつくことで、少しでも貯蓄を増やすことが出来るのではないでしょうか。

 

私も、数年前までは能天気に暮らしていました。

 

真剣にお金のことに向き合い始めたのは、この1、2年のことなのです。

 

後悔その1

 

我が家は、収入の割に貯金が少ないと感じています。

 

20代、30代の頃、私はお金に対して、深く考えることがありませんでした。

 

独身の頃は正社員で働いていたので、一般職といっても、今から思えばそう悪くないお給料を貰っていました。

 

美味しいものを食べたり、高価な服やバッグを買ったり、習い事、旅行、コンサートや観劇。大好きな本も、今では図書館で借りますが、いつも定価で買っていました。

 

それはそれでとても楽しかったですし、良い経験になったとは思います。でも、その頃にもっとたくさん貯蓄をしていれば、と今になって悔やんでいるのです。

 

 後悔その2

 

結婚で、実家から遠く離れた土地に住むことになった私は、やむを得ず、会社を寿退職しました。せめて子供を授かるまでは続けたかったのですが、通える距離ではなかったので、正社員の座を捨てることになりました。

 

そして新しい土地での結婚生活が始まりました。慣れない土地での暮らしだったということもあり、まずは専業主婦でゆったりと暮らすことを私は望み、夫もそれを希望したので、ゆったりとした暮らしを楽しんでいました。そして、習い事もしていました。

 

 

私に外で働く気持ちがなかったのは、そのうち妊娠するだろうと思っていたことが大きいです。

 

しかし予想に反して、子どもはなかなか授かりませんでした。

 

妊娠したのは結婚して4年が経ったころ。

 

出産したら、子育ては大変で、外に働きに出るなんて、とても考えられなかったです。

 

けれども、子どもが二人出来ると、夫婦二人の生活のときとは違って、たくさんのお金が必要となりました。

 

今から振り返ると、節約とか、やり繰りがとても下手だということもあったと思います。

 

結局、下の子が小学校に入学するまでは、外に働きに出ることはありませんでした。

 

それで今、子どもを授かるまでの4年間、どうして少しでも外に働きに出て、貯金をしておかなかったのかという後悔があるのです。

 

学資保険

 

みんなが加入している学資保険。

 

入っている方がほとんどではありませんか?

 

私の周りではそうです。

 

しかし、私は加入しなかったのです。

 

これが本当に大きな後悔です。

 

一度だけ、知り合いから情報を得て、郵便局でパンフレットを貰ってきて検討したことがありましたが、例えば、子ども二人の大学進学資金400万円✖2を18歳で受給するパターンで考えると、月々の払い込みの額がちょっと厳しいものだったので、早々に諦めてしまったのです。他に財形貯蓄などの積立もしていたので。

 

でも、今思うのは、別に一人400万円でなくても、200万円でも、払い込める金額で加入しておけば、将来、少しでも助かったのにということです。当時どうして400万円という金額にこだわっていたのか、自分でもよく分かりませんが、学部にもよりますが1年間の学費を100万円として考えていたのでしょう。

 

しかし、子どもが0歳のときに加入して、児童手当を学資保険に回せば、無理なく積み立てられたのではないか、と今になって気が付きました。

 

若い頃は、お金に対する考えが浅かったということもあり、気が付かないでいること、思い込みに囚われていたことが多かったように感じます。

 

情報を得る機会もあまりなかったように思います。

 

若かったから、先のことを考えることがあまりなく、情報はあっても、キャッチするアンテナを立てていなかったのでしょう。

 

 

おわりに

 

 つい最近まで、お気楽に過ごしていました。

 

なんとかなる、という根拠のない自信があったみたいです。

 

でも、予想以上に教育費にお金はかかるし、家の修繕などの臨時出費も痛いです。

 

そういうお金を出しつつも老後資金を貯めるのは大変。

 

退職金は出る予定ですが、その頃には家も古くなり、補強をしたりとメンテナンスに多くのお金が必要となりそうなので、これはそういう費用に充てたいと考えています。

 

夫はもうすぐ50歳になります。

 

下の子が22歳になるのと、一家の大黒柱である夫の還暦を迎えるのがほぼ同時期ということも、貯蓄が厳しいことの原因の一つです。

 

子どもは、なるべく若いうちに産み育てるのが良いのかもしれません。

 

肉体的なことだけでなく、経済的な面からも。

 

例えば、子どもが大学を卒業する頃に親がまだ50歳くらいなら、あと10年で結構貯められるじゃないですか。

 

しかし、現実はそうはならなかった。

 

現在40代後半、アラフィフ夫婦。

 

この数年で、貯蓄の大切さを知りました。そして金融の様々な情報も、しっかりキャッチできるように。

 

知らなければ損をする情報が、たくさんありますよね。

 

節約も、スーパーで10円や20円をお得に買い物してする節約ではなくて、例えばスマホを格安スマホにしたり、保険の見直しをしたりと、固定費を下げる節約が大事だと思います。

 

あと10年、多額の教育費を払いながらとなかなか厳しい状況ではありますが、

 

今からでも遅くないと信じて、こつこつと貯蓄に励もうと思います。

 

後悔しても、仕方がありません。

 

50歳になる前に意識改革が出来たことをプラスに捉えて、生活を楽しみながらも無理のない貯蓄を続けていくつもりです。