父はパスタが好きなので、食事をするときは大抵イタリア料理店に入りました。
新宿タカシマヤやルミネ、ミロードの辺りで待ち合わせることが多かったです。
結婚したばかりの頃は私はまだまだ子どもで、親に甘えて愚痴ばかり言っていました。今思い出すとちょっと恥ずかしいです。
父はよく言っていました。「嫌な事があったら、○△君(姫椿夫)が会社に行っている間にこうやって新宿にでも出て、美味しいものを食べて、ぱあっと買い物でもしてストレス発散したらええんや!家の中であれこれ考えて病気になって医療費払うより、その方がええやないか!」と。
父のことは、嫌な部分もあるけれど、何だかんだ言っても、私の愚痴を嫌がらずに聞いてくれたし、時々食事をすることも、その時はまったく頭に浮かばなかったけれど、今思い返すと、もしかしたら私を外に連れ出して、元気づけようとしてくれたのかもしれません。
昔のこととか、色々なことを考えていると、泣けてきました。
何に対して泣くのか、自分でも良く分かりません。
最近は涙腺が弱いです。