姫椿流 隠居生活への道

本と紅茶とピアノを愛するアラフィフ姫椿のブログです。隠居生活が夢♬ 小田原についても書いています。

こだわりの紅茶とカレー、ポンデケージョを楽しむ。自分は自分の望んだ人生を送っていると確信

茶, 紅茶, 長い粒, ベトナム, 新鮮な, ドリンク, グリーン, 緑茶

小田原のこだわりのお茶とカレーのお店「古民家喫茶店 TEA FACTORY 如春園」

 

小田原駅から箱根登山鉄道に乗り、一つ目の駅「箱根板橋」から徒歩数分のところにある紅茶のお店へ、いつものように本を持参して、ランチとデザート、そして紅茶を楽しんで来ました。

 

箱根板橋駅。

「箱根」とありますが、ここは小田原市です。

 

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近辺には、山縣有朋など著名人の別邸が多数あります。

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5分も歩かないうちにお店に到着。

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築90年の古民家です。

 

昼食として注文したのはカレー。ここは紅茶のお店ですが、カレーもあるのです。

 

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これは魚のカレー。小田原の漁港でとれたお魚だそう。

本当はパクチーがが添えられるのですが、パクチーは大の苦手。お断りしました。

 

食後にプリンと冷たい紅茶を。

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プリンには生クリームとプルーン、そして柑橘類が添えてあって、甘さが控えめでとても上品な味です。

 

紅茶は「ほうじこゆるぎ紅茶」

紅茶のほうじ茶はめずらしいです。私はこちらで初めて飲みました。

こちらのお店では、小田原近郊で、無農薬でお茶を栽培されています。

安心で、地産地消であり、そして美味しい。

有難い気持ちでゆっくり大切に頂きました。

 

www.joshunen.jp

 

 

内館牧子著「今度生まれたら」を読んで自分の人生を振り返る

 

美味しい紅茶を頂きながら、読書タイムです。

 

内館牧子さんの「今度生まれたら」をバッグに入れてきました。

 

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無防備に眠りこけている夫の寝顔を見た時、私はつぶやいていた。「今度生まれたら、この人とは結婚しない」

 

このように始まるこの小説、70歳の主人公がこれまでの人生を振り返って、その時その時の選択を、間違っていたのではないか、もっと別の道があったのではないか、と思い始めます。その後悔の気持ちや、正直な心の揺れに共感を覚えました。

 

私も、時々思います。あのとき、あの道を選んでいたら今頃どうなっていただろう?と。

 

ポンデケージョとシフォンケーキ専門店「グリット」で買い物

 

お店を出て、小田原城址公園の方面に向かって東海道をてくてくと歩きました。

歩いている人は少なく、観光客は随分減っているのだろうと思いました。

 

緑が美しい城址公園。

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城址公園の側にあるポンデケージョ専門店「グリット」

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こちらのポンデケージョは色々な種類があるので、食べ比べるのが楽しいです。

コロナ前は好きなものを好きなだけ選んで買えましたが、今は恐らく感染防止対策でしょう、既に袋詰めがしてあります。

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違った人生を歩んだ自分を想像してみる

 

城址公園のベンチに座って小休止。

 

世間はコロナで大騒ぎですが、流れる雲をぼんやりと眺めていると、のんびりとした時の流れに、そんなことも忘れてしまいそうになります。こんなときもいつかは終わりがくるのだから、その時その時、最良だと思うことを淡々とやっていくしかないのだな、と思います。

 

もし、感染やワクチン接種により命を失うことになっても、それはそれでもう、私の寿命はここまでだった、と思うしかないのかもしれません。

 

最近、自分はあと何年生きられるだろう?と考えることが多くなりました。

 

何だかんだ言っても50歳。平均寿命を考えるとまだまだ若いのに、こんなことがしょっちゅう頭に浮かぶなんてちょっと変わっているでしょうか?

 

4、5年ほど前だったでしょうか、「ほとんどの行動は暇つぶし」という言葉に出会いました。有名なphaさん。京大卒の元ニートphaさんの書籍からです。

 

 


 

 

 


 

 

そのとき、「なるほどなあ」と思って雑記ノートにその言葉を書いておくほど印象的だったのですが、最近、その言葉をしみじみと感じることが多くなりました。

 

子どもが大きくなってきたこともあるのだろうと思います。

 

今日、こうやって古民家カフェで食事をして、小田原城付近をのんびり散策しているのも、結局は暇つぶしなのだろうな、と。

 

そして、ここ小田原で散策している私、それは今の夫と結婚したからであり、もし、他の人と結婚していたら、もしくは独身のままであったなら、この地に縁はなかったでしょう。

 

けれども、 もし違った道を選んでいたとしても、きっとこことは違う町で、カフェで本を読んだり、散策をしたり、おそらく同じことを楽しんでいるに違いありません。

 

結局、どの道を選んでも、そんなに人生、大きく変わっているようには思えません。

 

今、自分は自分の望んだ人生を送っている。

 

そんな風に考えた一日でした。