再び断捨離熱が高まる
久々に断捨離熱が高まり、どんどんモノを減らしています。
私は2015年頃にミニマニズムを知り、その精神に共感して、自分のこれからの人生をどう生きていきたいのか、何を優先し大切にしたいのか、を自分自身に問いながら多くのモノを処分してきました。
その結果、部屋も自分の頭の中もすっきりし、これからの人生の方向性が定まりました。それからは、物事が良い方向へ進んでいるように思います。
そしてまた最近、以前はまだ執着があったモノを手離し始めています。
腕時計のベルト交換に思うこと
50歳になって、人生の終わりを意識する機会が少し増えました。
先日、20代の頃から愛用しているエルメスの腕時計のベルトが劣化したので、エルメスブティックへ新しいものを買いに行ったのですが、昔のものなので、合うベルトを探すのが大変でした。ようやく納得のいく素材と色、そして予算内の金額のものが見つかったと思ったら、少しだけ職人さんに加工して貰わないと装着できないとのことでした。
それで、職人さんに加工して貰ったそのベルトを受け取りに行ってきたときに、店員さんから、今後もこの時計に合うベルトを探すのは難しいし、今のうちにもう1本買っておくのも手ですよ、とアドバイスを受けたので、そうですよねえ・・・(心の声:高くて2本も買えません・・・)、などと答えたのですが、後から、この日買って付け替えてもらった新しいベルトの寿命と自分の寿命、どちらが先に尽きるのだろうか?ということに思いが至ったのです。
実は、この時計のベルト交換はこれで3回目。
最初のものを合わせると4本目なのです。
でもこれは、特に若い頃は毎日のように装着していたので、劣化が早かったのだと思います。
けれど、これからはどうでしょうか?
他にも気に入っている時計があるし、毎日着けるわけではありません。
出掛ける機会も減っていきそうですからね。
おそらく、次のベルト交換は無いだろう、いや、無しで済ませたい、というのが私の出した結論です。
そう考えると、ちょっと寂しくなってしまいますね。
余談ですが、最近はハイブランドの時計の値段が上がっていて、びっくりしました。エルメスブティックなんて、普段は全く縁のない世界なので、せっかくの機会に店内の商品をじっくり見せて貰ったのですが、何もかもが30年前の値段とは違っていて、私が30年前に買った時計も、当時は20万円以下で、自宅通勤の若い正社員OLがボーナスで買うことのできる、手に届くものでしたが、今はもうそんな値段では手に入らないようです。
唯一、アップルウォッチのエルメスなら、何とか可能かもしれませんが。
あと10年しか生きられないとしたら
モノを残すか、処分するかを悩むとき、「もしあと10年しか生きられないとしたら?」と自分自身に問うことにしています。
「もし明日死ぬとしたら?」だと、可能性は0ではありませんが、あまり現実的ではないので、あと10年の命としています。
そうすると、ほとんどのモノは、「要らない」に分類されるのです。
そういうわけで、今、かなりのモノを減らしています。
ゴミとして捨ててしまうのは出来る限り避けたいので、リサイクルショプやメルカリを利用して、今、その作業で結構忙しくしています。
でも、すべての処分が終わった後、ますますスッキリした空間で、自分がどのように変化するのか、今からとても楽しみです。