沈む気持ち
夫との関係、子どもたちのことで、色々と問題が生じていて、最近、気持ちが滅入っています。
問題は、突然降って湧いたものではなく、昔から継続しているものばかりなので、悩みや苦しみが突然発生したわけではありません。
ずっとずっと長年悩み苦しみ、それがすっかり私の普通になっていたから、普段、悩んでいることも忘れているくらいなのです。
でも、今になって、抱えているもの、長年蓋をしてきた思い、などが一気にズンと重くなったような気がしています。
色々あるのが人生!?
生きていくということは、しんどいものですね。
真面目に普通に生きているつもりでも、問題はあちらこちらからやってきます。
人生、なるようにしかならない、と思って、流れに身を任せて生きていくのが一番だと常々思っている私なのですが、最近はそうとも思えず、疲れてしまっています。
どんな人生でも、何かしらの苦労はあるだろうし、また、苦しみがあるからこそ、美しいものや、楽しいことの輝きが一層増すのだろうと思います。
私の人生、このまま順調に生きたとしても残りはせいぜいあと30~40年くらいでしょう。生まれてくる前までの長い長い「無」の状態、そしてある日突然意識が生まれ、何十年かを生き、そして死んでしまったら、今度は永遠の「無」になってしまう。そして自分を知る人々がこの世を去ってしまったら、もはや思い出さえも無くなってしまう・・・。
それならば、どんなことも、そんなに悩むこともないのかなと思ったり・・・。
そんな風に、つらつらと考えてしまいました。
気持ちを切り替えて、美しく甘いお菓子を
ケーキを買ってきました。
1ヶ月~2ヶ月に1度くらいですが、自分のためだけにケーキを買います。
1000円でお釣りが来る、
ささやかな贅沢。
フォートナム&メイソンのケーキ。
モンブランとザッハトルテ。
小ぶりのケーキです。
フォートナム&メイソンの生ケーキは今回初めて食べましたが、これはもうリピート確定です。とっても美味しい。
読書で気分転換を 石井妙子著「女帝 小池百合子」
本を読むと、その世界にトリップできるので、気分転換にはもってこいの行為です。
今日みたいな日はフィクションの方が良いのだけれど、先日読み始めた東京都知事・小池百合子氏の実像が書かれたこの本の残りを読みたくて、こちらにし、本日読了。
膨大な取材や資料を元に描かれたこの本は衝撃的でした。
前半は著者の主観がいくらか入っているような印象を受けたので、冷静な気持ちで読んでいたのですが、後半になると、信じられない気持ちで一杯に。
私は都民ではありませんが、彼女を見る目がすっかり変わってしました。
それにしても読者にそう思わせるような本を出版する著者の勇気(?)には驚きです。訴えられたり、何か身辺に危険が及んだりすることはないのでしょうか?
内容が真実なのかどうかは別として、決して三面記事的なものではない著者石井妙子さんの筆力と強い信念に、私は小池さんよりも石井さんの方に興味を持ちました。
石井妙子さんは、他にも様々な評伝を書いておられるようなので、いつかそれらも読んでみたいと思っています。
美しい音楽になぐさめを
ピアノを弾きました。
ヘンデルの組曲を何度もさらい、それから、久しぶりにベートーヴェンのピアノソナタ「テンペスト」の第三楽章を弾いきましたが、あまり弾けなくなっていました。今年はこの曲をきちんと先生に指導してもらって、発表会で弾いても良いかな?と思いました。頑張ろう。
ベートーヴェンの苦悩を思いながら弾いていたら、私の気持ちもますます沈んでしまいましたが、それでもベートーヴェンの美しい音楽に癒されました。
どんなときも、自分を見失わないように、自分の時間を大切にしようと思います。