楽しみにしていた春の買い物
冬の間は娘の高校受験が間近で何かとバタバタしていて、精神的にも呑気に買い物へ行く気持ちになれず、家にいるか会社にいるかの毎日でした。
だから、娘の高校が決まったら、春の買い物に行こう、と楽しみにしていたのに、コロナ禍の中、そんな当たり前のことが出来なくなりました。
季節の変わり目の買い物は楽しいですね。
たとえウィンドウショッピングでも、心が弾みます。パステルカラーの軽やかなファッションアイテムや、お菓子なら、桜餅をはじめ、洋菓子でも桜を取り入れたきれいな薄ピンク色の焼菓子からは春の喜びが感じられます。丁寧にお茶を淹れて、季節感のあるお菓子を頂くのは贅沢な楽しみです。
今年の春は、こういった季節を感じるショッピングを楽しめなかったのが残念でなりません。冬から春、という季節の変わり目が一番わくわくするときなのに。
気が付けばもうすぐ夏がやってきます。
家中心の生活
いよいよデパートやショッピングモールが再開し始めました。
ぶらっと見るだけでも楽しいので、出かけたい気持ちを抑えることが難しいのですが、取り敢えずしばらくは様子を見て、もう少し我慢しようかと思っています。
けれども、コロナ禍の中、物欲は減りました。
会社の出勤日数が減り、家にいる時間が長くなると、おでかけ着を着る回数は減るし、化粧をする頻度も減ります。そうそう、靴底も減りません!
そうすると、そんなに服は要らないし、諸費用が掛からないのであまりお金も使わないのです。
また、欲しいという気持ちもなくなっていきます。
これが良いことなのか悪いことなのかは分かりませんが、家中心の生活をしていると、改めて気が付く点がありますね。
WITHコロナの時代は
これからしばらくはコロナと共存しながら生活しなければなりません。
家生活が中心になると、物欲がなくなる・・・。
そういう声をよく聞きます。
ということは、多くの人が普段、他人を意識する買い物をしていると言えるのかもしれません。
でも、他人の目があるからこそ、きちんとしたり、おしゃれをしたりするわけだから、やはり他人の目は多少なりとも必要なのではないかと思います。
家にいて、誰にも会わなければ、緊張感も失われますから。
おわりに
コロナ禍の中、家にいる時間が増えました。
身体が疲れないので、とても楽なのですが、緊張感は失われてしまっているように思います。
家での生活に慣れてしまうと、たまの出勤がとても面倒に思えるのですが、家を一歩出ると、心地よい緊張感が生まれます。
他人の目があるからこそ、人は緊張感を持つことが出来る、ということもあるのだろうと思います。
それは、決して自分らしさがあるとかないとかいう問題ではなくて。
家は楽ですが、適度に外に出ることも大事ですね。
人は、見られることで綺麗になる、といいますから。
はやく、マスクなしで何の心配もなく外出できる日が来ることを願います。
きっとまた、欲しいものがたくさん出てくるかもしれません。