年賀状を減らしてゆく
松の内も過ぎ、もう年賀状がポストに入ることもなくなりました。
1月も3日を過ぎる頃に届く年賀状は、ほとんどがこちらから出した年賀状の返事ばかりです。
返事でもらった年賀状は、ありがたいと思えない人が多いようですが、近年は、もう年賀状は止めにしたいと思っているので、これがチャンスだと思って、そういう人には翌年は出さないことにして、毎年、少しずつ出す数を減らしています。
今の時代、年賀状の表書きも裏面も、印刷だけで済ませる人が多く、せめて手書きのメッセージが一言でもあれば心が暖まるのですが、そうではない年賀状は単なる形式です。
その形式を大切にする人もいるでしょう。
それは人それぞれで否定するつもりはありませんが、私はそういう形だけのやりとりは意味がないように思うので、せめてそういう形式だけの関係の人との間だけでも、年賀状をゼロにすることを目標にしています。
年賀状じまい
日本郵便による年賀ハガキの発行枚数は2003年をピークに、2008年からは下がり続けているそうです。
今年、私が受け取った年賀状に、「年賀状じまい宣言」されたものが1通ありました。
去年も1通あったので、これで2通目です。
どちらももう70代半ばの親戚からの年賀状なのですが、
「皆様と交わして参りました年賀状ですが、誠に勝手ながら、今年をもちまして書き納めとさせて頂きます」
と、達筆な字でしたためられていました。
印刷ではなく、自筆であったこともあるからか、冷たい印象は全く受けませんでした。
こういう年賀状が届くようになったということは、そういう事を考える人が増えてきたということなのでしょう。
世の中がこういう流れになってきているのですね。
まずは友人から
親戚はもう高齢化しているので、こちらから止めます宣言をしなくても、向こうから「年賀状じまい」をしてくれる可能性が高いと思われます。
これから、自然と減っていくことでしょう。
あとは友人。
長年会っていない、そしてこれからもおそらく会うことはないであろう昔の友人とのやり取りは、自然に少しずつ無くなってきているのですが、完全にゼロにはなっていません。
今はラインがあり、新年の挨拶用の可愛いスタンプがたくさんあるので、そちらでやり取りできれば、私としては何の問題もないと思っています。来年は勇気を出してこちらから「年賀状じまい宣言」をしようかどうか思案しているところです。
おわりに
時代が変われば、今までの慣習もそれに合わせて少しずつ変わっていくものだと私は思います。
古いものを大切にすることは素晴らしいことですが、今のライフスタイルに合わないことに無理をするのは、自分自身を苦しめることになるでしょう。
年々、出す年賀状も貰う年賀状も少しずつ減ってきて、今年の年賀状の準備は今までで一番楽にできました。
歳のせいか、最近はますます疲れやすくなっていて、パートと家事をうまくやっていくためにも、合理化できるところは、どんどん進めていきたいと思っています。