大きな地震のその瞬間
今までの人生で経験した、一番大きな地震は震度5です。
これは平成7年の阪神淡路大震災のときのことです。
(当時は5弱、5強の区別は無かったように記憶しています)
その次は、平成23年の東日本大震災の震度4。
震度6や7の地震を今のところ経験したことがないので、そのような巨大な地震の揺れというものがどんなものなのかは想像がつきません。
でも、震度5は結構大きな揺れで、逃げるところか恐怖で固まってしまったことを思い出します。
一番最近の震度4の地震でも、テーブルの下に避難することと、窓や扉を開けることがせいいっぱいで、何かを持ちださなければ、という意識は全く働かなかったです。
地震が起きたその時の行動は人それぞれ違うでしょうが、私の経験から、必ずしも非常用持ち出し袋を準備しておくことが必要だとは思わなくなりました。
防災品は後からセットする
大きな揺れで家が潰れてしまったら、非常用リュックを持ち出すも何も、もはやそんな状況ではありません。
そしてもし家が無事ならば、防災グッズを持ち出す必要はないし、後から倒壊する危険があり、持ち出しておこう、と思うのなら、その時に家に備えてあるものをリュックなどにささっと詰めても良いのではないかと思うのです。
それに、防災リュックに防災グッズを入れて保管しておくといっても、私は何を詰めてよいのか、迷ってしまいます。
あれもこれも・・・と思うと重くなってしまうし、食料の備蓄は台所、懐中電灯やティッシュなどの日用品は玄関近くの収納棚に、と分かりやすく2箇所にまとめてあるので、持ち出すのに大した時間はかかりません。
収納棚に、空のリュックサックを1つ常備してあるし、家にいる者のバッグが必ず1階の部屋に人数分置いてあるので、それらを持ち出し用として使えば良いと考えています。
いつも持っている大切なバッグ
少し話はそれますが、多くの女性にとってバッグというものは特別なものだと思います。
財布、鍵、化粧品ポーチ、ハンカチ、ティッシュ、折り畳みエコバッグ、ガラケー、読みかけの小説、小腹が空いたときの飴、水筒、何でもノート(手帳のかわり)、ペン(消えるボールペン)・・・。
大きめのトートバッグに、いつもこれらのものが入っています。
自分の身の回りの、最低限の必需品と心癒されるモノ。
仕事に行くときも、ショッピングへ行くときも、友人とランチへ行くときも、どんな時も私と共にあり、家にいるときでも自分の近くに置いていると安心です。
バッグを持たずに外出するなんて、考えられません。
私にとっては、災害時であっても、反射的にまずはこのバッグを持ち出すのではないかと思っています。
おわりに
所詮、災害で本当に大変な目に遭ったことない者の想像なので、考えが甘いかもしれません。
しかし、我が家では防災リュックを用意しない代わりに、備蓄品はあちこちに分散させず、いつもすぐに取り出せる決まった場所に置いておき、家族がきちんとそれらの場所を把握しておくことを徹底しています。
地震をはじめ、大きな災害は我が身に降りかかってみないと分からないことが沢山だと思います。
何が正解かなど、被災状況によっても変わるだろうし、誰にも分からないのかもしれません。
それでも、被災された方の様々な経験から、自分なりに最良と思われる備えをいつも考えて、バージョンアップしていきたいです。