歳を重ねても変わらず魅力的なゆり子さん
あまりテレビを見ない私は、世間の一般的な人と比べて、芸能人を知りません。
だから、好きな女優はだれ?と問われても、頭に浮かぶ女優さんの数は限られています。
最近出てきた人は、ほとんど分かりません。
女優さんだけでなく、お笑い芸人や歌手、アイドルグループ、ロックグループなども、最近の人は全然知りません。
さすがにこれではちょっと世間の話題についていけないので、何とかしなくてはと思ってはいるのですが・・・。
さて、女優、ですが、あまり多くを知らない私が、昔から素敵だなと思う女優のうちの一人に、石田ゆり子さんがいます。
ゆり子さんは私よりほんの少し年上ですが、同じ年代の人間として、昔からとても親近感を持っています。
昔から変わらず、透明感があり、綺麗で可愛くて芯の強さを感じさせる女優さんであると思っています。
日常を大切にするゆり子さんの心あたたまるエッセイ
そんなゆり子さんのエッセイが発売されました。
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Lily ――日々のカケラ―― 石田ゆり子 文藝春秋 2018-01-30 売り上げランキング : 1008
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日常の暮らしを大切にするゆり子さんの「大好き」が詰まった、このエッセイ集。
生き物にも、モノにも、あらゆるものに向けるゆり子さんの眼差しは優しくてあたたかいのです。
たくさんの経験から語られるゆり子さんの人生哲学は、胸にストンと落ちることばかり。
本は友達 人生の相棒
ゆり子さんは読書好きでもあります。
その読書について、とても共感できる箇所があったので、引用します。
鞄の中に1冊も本が入ってないと、わたしはなんだか焦ります。読むものがない!どうしよう、と書店に駆け込んでなにかしら「読むもの」を買います。
~中略~
本はわたしにとって、相棒。友達。自分ではない誰かの思い、物語の中の世界、その中を自分のペースで旅をするような、幸福感。そこに浸ることが何よりも幸せなのです。本に囲まれていると、人生にはたくさんの可能性があり、世の中には星の数ほどの思想があることにとてつもない幸福を感じる。
~中略~
本は友達。人生の相棒。NO BOOK,NO LIFE!
おわりに
感謝を忘れず、犬や猫たちとささやかな日常を大切に生きるゆり子さん。
有名な女優さんであるにもかかわらず、謙虚で、飾らない人柄が感じられました。
最後に、もう一つとても印象に残った箇所を引用します。
本当にしょっちゅう思うのですが、過去や未来を案じて今を失うのは人間だけです。
ゆり子さんのファンなら、ますます彼女を好きになるだろうし、あまり知らない人も、きっとゆり子さんのことを好きになるでしょう。
ゆり子さんの魅力がいっぱい詰まった、おすすめの一冊です。