雑誌「エクラ」付録のカレンダー
ここ数年、雑誌は図書館や美容院で読むことにしているので、自分で買うことはありません。
しかし、毎年12月だけは例外で、付録のカレンダーが目的で1冊だけ雑誌を買っています。
私は銅版画家、山本容子さんの絵が昔からとても好きです。
雑誌「エクラ」では毎年12月に発売される号の付録がいつも山本容子さんのカレンダーなので、この号の雑誌を買うのが年に一度の楽しみなのです。
手帳からカレンダー派へ
独身の頃は、スケジュールは手帳で管理していました。
毎年、新しい手帳を買うのが楽しみで、吟味して選んだ手帳を1年間、お気に入りのバッグに入れて、カフェで手帳を開いて予定を確認したり書き込んだり、何か思いついたことを書き留めたりすることが大好きでした。
しかし、結婚すると、自分の行動が自分だけでなく家族の予定に左右されるようになります。
そうすると、個人的な手帳よりも、オープンなカレンダーの方がスケジュール管理をしやすくなりました。
主婦でも、バリバリ外で働く人ならまた状況が違うのでしょうけれど、私は結婚後、ほとんどを専業主婦として過ごしていました。
最初は、手帳を持つことにこだわっていたので、手帳とカレンダーの2つで管理していたのですが、予定を2か所に書くことがとても面倒になったため、手帳を持つことは諦めることにしたのです。
カレンダーを持ち歩くという選択
しかしどちらにしても、残念なことに現在の私の日常は、特別な用事がほとんどなく、個人的な手帳など必要のない状況となっています。
平日の午前中は毎日仕事。暦通りの勤務です。
会社の帰りに寄り道して夕食の買い物をして帰ると帰宅は14時頃になり、それから遅い昼食をとります。そしてひと休みしたら夕食の支度を始めます。
毎日がこれの繰り返しです。
時々ちょっと変わるのは、昼食のあとに歯医者や美容院の予約を入れることくらいです。
休日は息子の習い事についていく位で、平日の疲れが溜まっているのでどこかに出掛けたいという気持ちにもなれず、家で読書をしたり、掃除をしたりして過ごすことがほとんどです。
そんな状況なので、カレンダーには私の予定はほとんど記入されていなくて、家族のものばかりです。
授業参観、塾、病院、飲み会、などです。
頻繁にはありませんが、外出先で人と予定を合わせなければいけない状況が生じた場合は、壁にかけてあるカレンダーを外して、これを持っていきます。
付録のカレンダーは折りたたんでも薄型で、サイズも大きくないので、ノートみたいな感覚で持ち運びが出来るのです。
カレンダーごと持ち運ぶのです。
これなら手帳がなくても困りません。
大量のカレンダーと手帳はどこへ行く?
ここで少し内容がずれてしまうのですが、私がいつも心を痛めていることを書かせて下さい。
年の終わりが近づくと、書店や文房具店では沢山の種類のカレンダーや手帳が並べられます。毎年様々なデザインのものがあって、見ているだけでも楽しいものですが、私はいつも、こんなに大量のカレンダーや手帳をすべて売り切ることが出来るとは思えないし、売れ残ったものは一体どうなってしまうのだろう?と考えてしまいます。
カレンダーや手帳は、市販されるものだけでなく、企業や商店でも無料で配られることが多くあります。
正直言って、無料でもらっても、それが気に入らないデザインのものであったり、もう十分持っていて、いくら無料であってももう要らない、ということがあります。
そうなると、もう処分するしかなくて、子どもが小さい頃は、カレンダーの裏面をお絵かき用の紙にして使わせてから捨てたりしていましたが、今はもうそういうこともしなくなり、小さく切ってメモ帳にしてみたりもするのだけれど、メモ帳がそんなに沢山あっても使い切れないし、結局捨てるしかないのです。
年月日が印刷されている手帳やカレンダーは、その年に使わなければ、もうその翌年に使うことは絶対にないのだから、毎年、たくさんの売れ残りや配り残りが廃棄されているのではないでしょうか。
せめてリサイクルでもされていればまだ救われるのですが、毎年、カレンダーと手帳で賑わう売り場を見てはため息をついてしまう私なのです。
おわりに
毎日仕事に出ている兼業主婦ですが、私の仕事はオフィスでひたすら事務をこなすといった内容なので、仕事上で特別な用事というものが発生することはありません。
仕事以外でも、大した用事のない私にはスケジュール手帳は不要です。
専業主婦をしていた頃は、尚更手帳の必要を感じることはありませんでした。
普段はリビングの壁にかけて家族の予定を書き込んであるカレンダーですが、必要なときはそれを外して手帳のように持ち運びします。
そのためにも、カレンダーは二つに折りたためるタイプのもので薄型、あまり大きくないものが良いでしょう。
必要なときにはカレンダーを手帳のように持ち運びする。
良いアイディアだと思うのですが、いかがでしょうか?