子どもはサンタクロースの正体に気づいている?
12月が近づいてくると、我が家の子ども達はサンタさんにお願いするプレゼントを何にしようかと考え始めます。
小学5年生と中学1年生の子ども達は、毎年欲しいプレゼントをサンタさんへの手紙に書いて、自室のテーブルの上に置いておきます。
そして私がこっそりとそれを取って読んで要望通りにプレゼントを買いに行き、クリスマスイブの夜、子ども達の枕もとにそっと置いておくのです。
しかし小学5年生の息子は、昨年あたりから、「本当にサンタクロースなんているの?本当はお母さんじゃないの?」と口にするようになりました。
中学1年生の娘は、さすがにもう分かっていると思うのですが、何故か何も言わず、サンタクロースを信じているふりをしているようです。
親に気を遣っているのでしょうか・・・?
クリスマスプレゼントはいつまで贈るのか
毎年、クリスマスプレゼントの予算は1人大体5000円までと決めています。
息子へはゲームソフトをプレゼントすることが多いです。
去年の、娘からの手紙には「サンタさん、5000円を下さい」と書いてあって、随分迷いましたが、結局娘の希望通りに現金をプレゼントしました・・・。
そんなわけで、クリスマスプレゼントもそろそろ終わりにして良いのではないかと感じ始めています。
私自身、クリスマスプレゼントを貰ったのは小学生の間まででした。
ですから、息子が小学6年生になる来年を最後にしようかと考えています。
そして、そのクリスマスが終わったあと、サンタクロースの正体を明かそうかと思います。
でももう、おそらく気づいているだろうと思いますけれど(笑)。
今から思うと、サンタクロースを無邪気に信じていた子ども達の幼少の頃の様子は可愛くて、その頃子どもたちからサンタさんへ宛てた沢山の手紙は、今読み返すとその当時の様子がはっきりと思い出され、今となってはとても処分することの出来ない宝物となっています。
クリスマスの楽しみ方の推移
私が子どもの頃、クリスマスは心躍る楽しいイベントでした。
ツリーを飾り、ケーキを食べ、プレゼントを貰う。
家庭での楽しみはこのようなものでした。
それから、子供会やお稽古事などのコミュニティでは必ずクリスマス会が開かれました。プレゼント交換、そして美味しいお菓子やケーキ。本当に楽しかった思い出です。
大人になってからのクリスマスは、女友達や彼氏とのささやかなフレンチのディナーなどがお楽しみでした。
結婚し、二児の母となった今は、クリスマスイブの夜に家族でチキンとケーキを食べます。ケーキはイチゴのデコレーションケーキを私が手作りします。子ども達は買ったケーキよりも喜ぶので、作り甲斐があります。
大人の楽しみはここまでですが、子ども達にはさらにプレゼントが待っています。
クリスマスを祝うことに疑問を感じ始める
まるでこれまで書いてきたことを全否定するようですが、近年、クリスマスを祝うことに疑問を感じ始めています。
クリスマスとは、イエスキリストの降誕を祝うお祭りです。
そのような日を、クリスチャンでもない日本人が祝うことに違和感を感じます。
日本人のキリスト教徒の割合は1%にも満たないそうです。
どこの国の人であろうと、クリスチャンがクリスマスを祝うことは当然のことです。
しかし、クリスチャンでもない人間が、クリスマスを祝うなんておかしくないでしょうか?(祝っているわけではないのでしょうけれど・・・)
ほとんどの日本人はクリスマスの商業主義に踊らされているように感じます。
クリスマスだけでなくバレンタインも、ハロウィーンも!
最近はイースター(復活祭)なども出てきて、もううんざりです。
おわりに
しかし私も偉そうなことは言えません。
今まで数十年間ずっと無邪気にクリスマスを楽しんできましたし、キリスト教徒でないのなら、それならば敬虔な仏教徒なのか?と言われたらそれも違います。
世界を見渡してみると、遥か遠い昔から現代まで、宗教の名の下に戦争ばかりです。
宗教は人を救うことが出来る素晴らしいものでもあるけれど、一方で多くの悲劇も生み出しています。
だから、特定の宗教を深く信仰することなく、様々な宗教を ”いいとこどり” して表面的に楽しむことの出来る人が圧倒的多数の日本は平和で、考えようによってはそれはそれで良いことなのかも知れません。
様々な思いを持ちつつも、今のところは子ども達のために、ささやかなクリスマスの演出を続けようと思っています。