齋藤孝著「15分あれば喫茶店(カフェ)に入りなさい。」
先日、書店で面白そうな本を見つけました。
カフェを愛する私にとっては見逃せないタイトルです。
実用的な喫茶店(カフェ)活用本
スタバへ行くと、学生が勉強していたり、スーツ姿の会社員が真剣な顔をしてパソコンに向かっています。このような風景はもうおなじみですよね。
私もカフェで過ごす時間が大好きです。
私がカフェに行く理由は、読書をしたりのんびり物思いに耽ったり、と主にリフレッシュをする為です。
しかしこの齋藤孝さんは、のんびりくつろぐ為にカフェを利用するのではなく、仕事をする場として活用しておられるのです。
喫茶店(カフェ)は仕事をするのに適している場所
書斎だと、デスクの前に座っても集中できなかったり、「やりたくないなあ」という気持ちを引きずることがありますが、喫茶店には人の目があります。家のソファのようにゴロンとダラけることはありません。
一方で、ではそれほど堅苦しいかというと、コーヒーなどの飲み物があって、のんびりリラックスできる自由な雰囲気があります。
その「ちょっとだらけた公共性」が自分をコントロールするのに最適です。だから仕事モードのスイッチが確実に入ります。それが喫茶店です。
テレビでもおなじみの齋藤孝さんは、著作本も数多く出版されておりお忙しくされていることでしょう。
なんと、そのお仕事の半分以上は喫茶店(カフェ)でこなしておられるのだそうです。
喫茶店(カフェ)の利用法
たくさんの利用法が紹介されていますが、そのうちの1つをご紹介します。
雑用をためて「セット」を作る
どんな人でも雑用からは逃れられません。
人によって雑用の種類は変わってくると思いますが、例えば交通費の伝票や税金関係の書類など、色々ありますよね。
こういう、取り掛かるのに「いちばん気を重くするもの」の「セット」をクリアファイルなどに入れて作っておきます。
そして、こうした雑用がたまったら喫茶店へ向かうのです。
喫茶店に向かうことはそのきっかけです。雑用を処理することで、心の整理にもなります。
雑用がいくつあるかもわからずに、モヤモヤしている状態は最悪です。それが続くとだんだん鬱な気分になっていきます。
雑用を軽く見てはいけません。雑用の蓄積が人を鬱にするのです。
おわりに
カフェの活用法だけで1冊の本を作ってしまう著者に脱帽しました。
著者は普段、色々なカフェを利用されているそうです。
スターバックス、ドトール、サンマルクカフェ、ベローチェ、ルノアール・・・。
おなじみのカフェですよね。
カフェ別の利用法も紹介されていて、これもとても面白く感じました。
喫茶店やカフェで過ごすことが好きな方に、ぜひおすすめしたい本です。