待ちに待ったお給料日
今月もお給料日がやってきました。
自分のパート代が入るお給料日は、夫のお給料日以上に待ち遠しいです。夫の給料とは比べ物にならないほど少ない金額ですけれど。
つまり、金額の多い少ないではないのです。
一ヶ月間、一生懸命働いたことに対する報酬が形として支払われること。
頑張って良かった。我慢して良かった。と心から思えます。
私は、お財布は一つしか持っていないし、お金に名前を書くことなんてしないので、買い物をするときに、これは夫の稼いだお金か私の稼いだお金かどちらかなんて分かりません。それでも何かを買うとき、その値段の大小に関わらず、自分が一生懸命働いて稼いだお金で買い物をすることの喜びをひしひしと感じます。
でも、専業主婦だって家事労働をしているので、大威張りで買い物をして良いのです。
なかなかそんな風に思えない人が多いようですけれど。
主婦業に報酬を
主婦業や子育て業に対して、労働の対価が支払われないことは残念です。
なにもお金が欲しくてやっているわけではありませんが、無償であるが故にか、それらの仕事が軽く見られることが悔しいです。
どちらも、それを仕事にすればきちんとお給料が貰えるのに。
例えば清掃業とか、ベビーシッターとか。堂々と、当たり前にお金が貰えます。
主婦業にも、誰かがお給料をくれたら嬉しいですね。
空の上から誰かが見ていて。
ちゃーんと、見ていてくれて評価してくれる人がいたらどんなに良いでしょうか。
休日に家事をしたら休日出勤として割増賃金が貰えたり、
赤ちゃんが夜泣きで、一晩中起きてあやしたら、深夜残業で深夜手当・・・なんて会社みたいな決まりがあれば、少々大変な思いをしても頑張れますよね!
嬉しいじゃないですか。大変な家事育児もお給料が貰えたら、大変だけど頑張ろう、とまた活力が湧いてきそうです。
家族からの「ありがとう」という言葉や子どもの笑顔があれば満足だ、という人もいるかもしれませんが、やはり人間、一生懸命やったことでお金が貰えたら嬉しいと思います。
お金お金って、こんな考えは品がないでしょうか?
会社員と家事との両立
お金は自分で稼いではじめて有難味を感じられると思います。
たとえ少額でも、自分で稼いで初めて分かることがあります。
思い返せば、社会人一年生の最初のお給料を貰った日の嬉しかったこと!
結婚を機に正社員の身分を手放してから20年が経ち、私は時間給で働くパート主婦となりました。
現在、パート社員として平日の午前中だけ働いています。
家事との両立や、体力的なことを考えて、夫の扶養控除内で働くことを選びましたが、そのような勤務体系を有難いと思う一方で、主婦のパートは、企業に上手く安い賃金で使われていると感じることもあります。
しかし、家事や雑務は山のようにあります。会社に出掛ける前にも洗濯や朝食、お弁当作りなどの家事をし、仕事を終えて帰宅した後にも夕食の支度など、やらねばならぬ家事が待っています。
子どもを病院へ連れていったり、PTAの役員会に出なければならないこともあります。子どもの勉強を見ることも。
会社が休みの土日祝日も家事労働を休むことは出来ません。
私の勤務する会社では、試験にパスすればパート社員から契約社員への道が開かれています。
正社員との待遇差は大きいですが、パートよりは良い条件で働けます。社会保険にも加入できます。
もっと働いて稼ぎたい!というパート社員は次々と契約社員の試験にチャレンジしていますが、私は今の状況では厳しいと感じています。
夫は家事をしません。もっと多くの収入を、と望めば、自分ひとりでフルタイムでの仕事と家事全般をこなす覚悟が必要なのです。体力のない私は倒れてしまいそうです。言うまでも無く趣味を楽しむ余裕など無くなるでしょう。
おわりに
無理をすることなく、今の自分が置かれている環境、状況に合った働き方をすることが最良だと私は思っています。
夫が家事をしないことはマイナスかもしれませんが、夫の安定した収入は心強いものです。
高くはない時間給のパートですが、考えようによっては気楽な身分です。
サラリーマンの妻なので、収入を抑えれば社会保険を払う必要もありません。
夫の扶養に入るかどうかの主婦のパートの年収の壁。
壁があることが良いことなのか悪いことなのかは、人それぞれの考え方次第だと思います。
国民年金第3号被保険者の制度は、批判もあり様々な議論が交わされていますが、今の制度が続く限りは、これをプラス面に捉えようと思います。
自分の境遇、プラスの面もマイナスの面も現状をしっかり受け止めて、その上で無理のないよう、流れを変えないようにしていきたい。
現在の自分に出来ることを、きっちりとやる。
会社で少しばかりのお金を稼ぎ、家事との両立を上手くやっていく。
時々趣味も楽しんで。
それが今現時点での最良の働き方・・・生き方だと思っています。
いつか状況が変わって、この先もっと働くことになるかもしれないし、もしくは疲れて仕事を辞めてしまうこともあるかもしれません。
先のことは自分自身にも分かりません。今できるベストな働き方で人生を楽しみたいです。