朝、子どもの体調が悪いとき、仕事をどうするか
朝、息子がお腹が痛くて歩けないというので、登校班での登校は諦めて、少し様子を見ることにしました。
30分ほど経つと少し痛みが治まったので、それから私と一緒に登校しました。少し遅刻になってしまいましたが、仕方がありません。
こんな時、パートを辞めて家にいて良かったとしみじみ思います。
子どものことより職場に気を遣っていた日々
息子は喘息持ちなので、時々発作が起こります。
また、学校へ行く朝になるとお腹が痛くなることも多く、学校を欠席したり遅刻することが度々あります。
パートで働いていた頃は、息子が学校を休むたびに仕事を休み、職場に対しての申し訳なさと、きっとたくさん悪口を言われているだろう、という苦しい思いでストレスを溜めていました。
子どもの身体を心配するよりも、職場の方を心配してしまう自分が嫌でたまらなかったです。
高熱が出ているとか、喘息の発作が出ている、など、明らかに体調が悪い状態なら仕方がないのですが、息子の場合、熱もなく、咳もなく、見たところ何も症状がないのに、「具合が悪い」とか「お腹が痛い」と訴えることが多く、そういう時は大抵、しばらくすると元気になるので、私は学校へ行くよう、つい強い口調で言ってしまうことが多くありました。
息子の訴えは、本当に体調不良だったかもしれませんが、もしかしたら精神的な理由から学校へ行きたくなかったのかもしれません。
本来なら、息子の話をじっくり聞いてやる必要がある状況なのかもしれないのに、忙しい朝、家族を送り出すことと自分の出勤の準備で戦争のような状態で、布団にくるまって起きようとしない息子の傍で、登校することを強要することしかしなかった私です。
結局いつも息子は欠席し、私も息子を置いていくわけにもいかず、仕事を休んでいました。
それでも、ちょっとしたことで具合が悪いといって学校を休む息子に対して、責めるばかりであまり優しい言葉をかけることはありませんでした。
ひどい母親です。
小さい子どもを持つ母親が外で仕事をするということの大変さ
最近はイクメンが増えてきていますが、それでもやはり女性を含めほとんどの人が、家事と育児は主に女性がするものだという認識を持っていると思います。
実家が近くにあって、両親の援助を得ることが出来るならまだしも、そうでない場合、母親が外に働きに出ることは数々の苦難があります。
私の場合は子どもが小学生になっていましたが、乳幼児の場合はもっともっと大変でしょう。
病気の子を預かってもらえる病児保育園を利用したり、ベビーシッターに頼むことも可能ですが、費用が高いので、時給1000円にも満たないパート勤務では、何のために働いているか分かりません。
正社員でそこそこのお給料を貰っていれば、子どもが小さいうちはお給料がすべて保育代に消えてしまっても、仕事を一旦辞めるよりはその時期を乗り越えて頑張る方が生涯年収は高くなることが多いでしょうし、お金をかけて他人の援助を受けるメリットは十分あるでしょう。
しかし、他人の力を借りたとしても、それでもやはり小さい子どもを育てながら仕事をすることは言葉に出来ないほど大変なことでしょう。
ストレスで肉体的にも辛くなる
時給970円で働いていた私は、子どもに関することや、その他もろもろの精神的ストレスにより、肉体的にも疲弊し、結局パートを辞めることになりました。
お金よりも、自分の健康と心のゆとり、そして子どもにもっと真剣に向き合うこと。よく考えてそちらを選択しました。
精神的にも肉体的にも強くて、何もかも背負える人だっているでしょう。
でも、私は残念ながら体力もなく、心も弱かったです。
そんな自分が不甲斐ないと感じることもありますが、そういう人間なので、致し方ないです。
子どもに優しく寄り添えるようになる
遅刻して登校した息子は、もう少ししたら帰宅します。
あれから学校から連絡もないので、もうお腹が痛くなることもなく、元気に過ごしているのでしょう。
遅刻してでも学校へ行けて良かったです。
仕事を辞めた今は、子どもが朝、体調不良を訴えても、ゆったりとした気持ちで対応できるようになりました。
そして最近は少しずつ休むことが減ってきて、良い方向へ進んでいるような気がしています。
私の心のゆとりが、息子にも良い影響を与えているのでしょうか。